ハーバード大教授が「東京海上」のグローバル戦略を評価する理由 | ハーバードの知性に学ぶ「日本論」 佐藤智恵 | ダイヤモンド・オンライン

デイビッド・J・コリス教授(前編)

2022.12.15 4:40
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写真:Jon Feingersh Photography Inc/gettyimages

ハーバードビジネススクールのデイビッド・J・コリス教授は東京海上グループのグローバル戦略に注目している。日本企業では製造業が受け入れられることが多い中、サービス業を選んだ理由は何だったのか、また、東京海上グループのどのような戦略が研究に値したのか。コリス教授に聞いた。

東京海上グループの
2000年代初期以降のグローバル化推進に注目

佐藤コリス教授は2020年12月、東京海上グループのグローバル戦略に注目した『東京海上グループ(A)』が出版されました。今回、なぜ、あえてサービス企業を研究しようと思ったのでしょうか。

コリス私は現在、日本企業のグローバル戦略について研究をしていますが、東京海上グループに興味を持った理由は主に二つあります。に全社組織を再編していくべきなのか」「国外で評価した会社をどのように管理するのがよいのか」といった問題を授業で議論するのに格好の事例だと思ったこと、もう一つこれまでコマツや日立製作所など多くのメーカーを研究してきましたが、日本のサービス業のグローバル化についてももっと研究したいと思ったのです。

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ハーバード大教授が「東京海上」のグローバル戦略を評価する理由とは?

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