【カイロ共同】イラクの首都バグダッドで30日、イスラム教シーア派指導者サドル師の支持者らが国会に乱入し、一夜明けた31日も議場の占拠を続けた。27日に占拠した際はサドル師の呼びかけに応じて短時間で撤退したが、今回はデモ隊が「無期限の座り込み」を主張、混乱が長期化する恐れがある。
30日に国会敷地に乱入したデモ隊は数千人規模と伝えられた。デモ隊は、サドル師と対立する別のシーア派政治勢力が新首相候補を擁立したことに抗議。参加者の1人はAP通信に対し「腐敗した政治階級が国会を開くのを阻止しに来た」と語った。