マーケティング・テクノロジー(MarTech)は、マーケティング活動をサポートし、強化するための技術やツールを指します。この分野は、データ分析、デジタル広告、コンテンツ管理、カスタマーリレーションシップ管理(CRM)、自動化など、様々な技術を包含しています。マーケティング・テクノロジーの主な目的は、マーケティング活動の効率化、顧客理解の深化、パーソナライズされた顧客体験の提供などです。
例えば、ウェブサイトの訪問者行動を追跡するツール、顧客の興味や行動に基づいて自動的にパーソナライズされたメールを送るシステム、ソーシャルメディアや広告キャンペーンのパフォーマンスを分析するソフトウェアなどが含まれます。これらのツールは、企業がより効果的なマーケティング戦略を構築し、顧客との関係を強化するのに役立つことから 注目が高まっています。
「マーケティング・テクノロジーフェア 東京 2024」とは?
「マーケティング・テクノロジーフェア 東京 2024」は、マーケティングに関わる企業・関係者が多数来場する一大イベントで、第12回の今回は、2024年2月21日(水)・22日(木)の2日間、東京ビッグサイトで開催されます。
2024年開催コンセプトは『理解し、届き、伝わるマーケティング』
相手を「理解する」、その上で適切なコンテンツを「届ける」、そして どういう企業・サービスなのかが「伝わる」2024年開催ではマーケティング担当者が根底に立ち返り、顧客との 双方向的なコミュニケーションに取り組めるような製品・ソリューションが集結します。
このイベントでは、マーケティングに課題を抱えている企業に向け、データマーケティング、コンテンツマーケティング、SNSマーケティング、BtoBマーケティング、ブランディング、広告運用の実例を交え、テクノロジー活用のポイントをその分野のスペシャリストたちが解説します。
なお、本イベントはセッションだけでなく、マーケティングを支援する製品やサービスなども展示されるので、知識だけでなく、エクスペリエンスも得ることができます。
「マーケティング・テクノロジーフェア 東京 2024」はこんな方におすすめ
多くの企業がマーケティングのデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組んでいますが、様々な課題や問題に直面し、確かな成果を得られていない企業も少なくありません。
このイベントは、マーケティングのデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組もうとしている企業、または既に取り組んでいるが成功に至っていない企業の経営層や担当者と、マーケティング・テクノロジーを活用した製品やサービスを提供する出展者がお互いに協力するための機会を提供します。
来場者
- 顧客属性を分析し、売上UPにつなげたい方
- 動画やSNSを集客に活用したい方
- 広告/宣伝部門の人手・予算不足にお悩みの方
- ブランディングを通じ、利益率をUPしたい方
- BtoBマーケティング施策に困っている方
- 経営層・経営企画
出展者
以下の製品・サービスを提供する企業
- データ管理 / 分析 / 活用ツール
- コンテンツマーケティング支援
- ブランディング / コンサル
- アドテクノロジー
- オウンドメディア構築 / 運用支援
- 営業強化 / 効率化サービス
マーケッティング・テクノロジーのスペシャリストたちが『最新マーケッティング事例』を紹介
『マーケティング・テクノロジーフェア 東京 2024』のセミナーでは、国内外の企業や団体が、マーケティング活動における2024年のトレンドや成功事例を、産業界、学界、政府機関の様々な観点から紹介します。
「データマーケティング」、「SNSマーケティング」、「BtoBマーケティング」、「コンテンツマーケティング」、「ブランディング」、「広告運用」といったテーマをピックアップし、その他多岐にわたるテーマでセミナーを構成しています。
特に、主催者が企画するセミナーでは、受講者が持ち帰り自社の活動に応用できる内容でコンテンツを設計しています。ぜひとも、自社のビジネスのヒントとしてご活用ください。
セミナーは2日間で約120セッションの開催を予定しており、以下にその一例を紹介します。
固定観念にとらわれずに考える、競争しないマーケティング手法
開催日時:2024年2月21日 9:30~10:15
はなまる 企画本部 チーフマーケティングオフィサー(CMO)
髙口 裕之 氏
[プロフィール]
1992年ミツカン入社。みりんやたれカテゴリーのブランドマネージャー等を歴任し、食酢カテゴリーのマーケティングを統括。マーケティングコンサルタント等を経て、日系PEファンド投資先のフードレーベルセールス 代表取締役社長に就任し、投資回収に成功。その後、米系PEファンド投資先のおやつカンパニーCMOとしてマーケティング組織の構築、新ブランドの立ち上げ等発展に貢献。投資回収後、2023年8月から、はなまるCMOに就任。
[プログラム概要]
- 上位ではない、中位~低位シェアのブランドを伸ばしたい。
- NO.1シェアだが、市場が成熟している中で再成長させたい。
- マーケティング予算が少なく、大きなプロモーションが打てない。
など、実際に多くある悩ましい場面でのマーケティングの考え方について、食品業界におけるいくつかの事例と、春からのはなまるうどんリブランディングへの取り組みの考え方を用いて紹介します。
ChatGPTとAIの波に乗ろう:データドリブンとデジタルエスノグラフィで進化するBtoBコンテンツマーケティング
開催日時:2024年2月21日 9:40~10:10
ウイングアーク1st メディア企画室 室長 兼 データのじかん編集長
野島 光太郎 氏
[プロフィール]
広告代理店にてデザイン・アートディレクション・マーケティングを担当。その後、一部上場企業/外資系IT企業での事業開発を経て現職。上智大学プロフェッショナル・スタディーズ/情報経営イノベーション専門職大学などで講師。近著に「今さら聞けない DX用語まるわかり辞典デラックス」(左右社)。静岡県浜松市生まれ、名古屋大学経済学部卒業。
[プログラム概要]
ChatGPTとAI技術の進歩、消費者行動の変化が、SEOを含むコンテンツマーケティングの現状を一新しています。このセミナーでは、AIとマーケターが協力して生み出す、個別化されたN=1のアプローチとデータ駆動戦略を採用し、月間80万PVを達成したWEBマガジン「データのじかん」の事例を深掘りします。限られたリソースを効率的に活用し、AI、データ、そしてデジタルエスノグラフィの力を結集させることで、BtoBコンテンツマーケティングを新たな次元へと引き上げる戦略をご紹介します。
読売巨人軍が顧客調査から見出したファンレベルとLTVトリガーとは?
開催日時:2024年2月21日 10:35~11:20
読売新聞東京本社 事業局 デジタルコンテンツ部 部長
鳥羽 渉 氏
[プロフィール]
- 06年4月~19年2月:
ユーキャン ウェブマーケティング部 通信教育事業部にてCMとウェブマーケティング全般を担当 - 19年3月~11月:
読売巨人軍マーケティング部長 - 19年12月~20年6月:
読売新聞東京本社 事業局 野球事業部次長 - 20年7月~10月:
事業局 スタジアム・アリーナ事業部次長 - 20年11月~:
事業局 デジタルコンテンツ部次長 - 21年4月~:
事業局 デジタルコンテンツ部長
[プログラム概要]
読売ジャイアンツは長い歴史と熱狂的なファンに支えられています。2023年の公式サイトリニューアルに際し、そのファン層をより詳しく知るための調査を行いました。結果、初心者から熱狂層までさまざまなファンが存在し、それぞれ異なる要望を抱えていることが分かりました。この講演では、ファンの声を反映させ、ファン体験を向上させるための具体的なアプローチや施策をご紹介します。
野村グループにおけるDXの取り組み ~デジタルを活用した新たな金融サービスへの挑戦~
開催日時:2024年2月21日 10:35~11:20
野村ホールディングス 執行役員 デジタル・カンパニー長兼営業部門マーケティング担当 / 野村證券 常務
池田 肇 氏
[プロフィール]
慶應義塾大学法学部卒業後、1990年野村證券入社。営業、人事、投資銀行部門に勤務した後、グループ広報部長に。8年間のグループ広報部長・担当役員時代に、広報、広告宣伝、ESG、金融経済教育、東京2020オリンピック・パラリンピック、社史編纂等に関わる。2019年4月より新設の未来共創カンパニーでカンパニー長を経て、2022年から現職。
[プログラム概要]
マーケットや投資家の動向にも大きな変化が起きている中、金融業界もデジタルサービスの不可逆的な変革が起きています。野村グループでも顧客への新たな価値提供を目指し2022年に「デジタル・カンパニー」を設置し、DX人材の強化やOMOなどの施策に取り組んできました。本講演では、野村グループのデジタル活用の取り組みと今後の方向性について、具体的な事例を交えてご紹介します。
団塊の世代が後期高齢者に突入する2025年問題はすぐそこ!今、企業が知るべきシニア層へのマーケティング
開催日時:2024年2月21日 12:15~13:00
ハルメクホールディングス ハルメク・エイジマーケティング管掌 執行役員
木船 信義 氏
[プロフィール]
大手食材宅配会社でマーケティング課長等を経験後、2014年にハルメクグループに入社。CRMマーケティング責任者、新規事業開発責任者を歴任。2018年4月に、ハルメクのナレッジを活かしたシニア特化型マーケティングコンサルティングの現社を設立し代表取締役に就任。設立以来一貫黒字を継続。取扱高を約20億にまで成長をさせる。
[プログラム概要]
- 団塊の世代が後期高齢者になる「2025年問題」のインパクト
- 前期高齢者と後期高齢者とで消費性向はこれだけ違う
- ハルメクのシニアの捉え方
- ハルメクのシニアのニーズ把握の取り組みや、心を掴む訴求や商品開発のツボ
- オフラインとデジタルの移行期に必要な工夫
- 今後の市場流行予想・展望
高い売上高成長率を10年以上維持するデータ活用の取り組み
2024年2月22日 14:10~14:55
MonotaRO CXマネジメント部門 部門長
米島 和広 氏
[プロフィール]
米国系SIer・インド企業で、国内外のシステム導入後、2008年オイシックスにて、新規事業(海外/卸/JV)の立ち上げ・運営に関わり、全社の分析・テクノロジーマーケティングを担当。2018年 東京でのデータマーケティングチームの立ち上げメンバーとしてモノタロウ入社。集客(SEO/広告)、サービスのよる顧客体験向上を経て、マーケティング全体を担当。
[プログラム概要]
モノタロウではデータを活かした顧客体験向上を駆使しております。データを活用した施策も、短期的・長期的な向上を目指したものがそれぞれあります。直近10年間の高い成長率には、小手先の施策ではなく、長期的に成長のための活動が必要です。データ活用した長期的な成長を支えるための考えについてご紹介いたします。
ヒット商品のマーケティング戦略 ブランド量産の失敗から学ぶデータと感性のバランスとは
開催日時:2024年2月22日 14:55~15:40
I-ne マーケティング本部 執行役員 兼 マーケティング本部長
小笠原 羽恭 氏
[プロフィール]
2018年株式会社I-ne入社。ボタニカルライフスタイルブランド「BOTANIST」やナイトケアビューティーブランド「YOLU」、ミニマル美容家電ブランド「SALONIA」など10を超える複数のブランドを運営する同社の新ブランド開発に従事した後、デジタル関連の広告、新規ブランドの立ち上げから成長フェーズまで全体のブランド管理を統括。
[プログラム概要]
ボタニカルライフスタイルブランド「BOTANIST」や夜間美容シャンプーの「YOLU」など、ヘアケア市場でヒットを生み出すI-neだが、かつては大量在庫を抱えるほどの失敗を経験したこともありました。データと感性のバランスをとった現在のマーケティングにたどり着くまでの軌跡や、ヒットの裏にある独自のブランド管理について紹介します。
カインズ公式オウンドメディア『となりのカインズさん』のマーケティング戦略~コンテンツマーケティングの新潮流~
開催日時:2024年2月22日 14:55~15:40
カインズ メディア戦略部 マネジャー
与那覇 一史 氏
[プロフィール]
1990年1月生まれ。沖縄県出身。美術専門出版社の営業職を経て、株式会社キュービックでメディア運用に従事。その後、体験ギフトのソウ・エクスペリエンス株式会社でECサイトのグロースを経験。現在は筋トレ、メダカ、ミジンコ、SEO、縄文時代、家庭菜園、読書を相棒に「おもしろいコンテンツ」を模索している。人生のテーマは観察と分析と実行。
[プログラム概要]
カインズのオウンドメディア『となりのカインズさん』を軸に、デジタル時代の売上貢献とマーケティング戦略をご紹介します。オウンドメディアがいかにしてブランド価値と顧客エンゲージメントを高めるか実例を交えて解説しながら、オウンドメディアの可能性を探ります。
開催情報
DXの推進が加速度的に進む中、従来のマーケティングが廃れ、競合他社との格差が進み、顧客離れや収益の低下に悩んでいる企業は少なくありません。
デジタル技術を活用したマーケティングのDX(デジタルトランスフォーメーション)の有用性、収益向上の可能性を知る機会に、ぜひ本イベントをご活用下さい。
『理解し、届き、伝わるマーケティング』で日本のマーケティング力を底上げ | マーケティング・テクノロジーフェア 東京 2024(第12回)
『理解し、届き、伝わるマーケティング』で日本のマーケティング力を底上げ | マーケティング・テクノロジーフェア 東京 2024(第12回)
インフォーマ マーケッツ ジャパン株式会社は2024年2月21日(水)・22日(木)の2日間、東京ビッグサイトで「イーコマースフェア 東京 2024」、「マーケティング・テクノロジーフェア 東京 2024」を開催致します。本イベントは「日本のマーケティング力を底上げする」ことを開催意義として掲げており、展示会とセミナープログラムで構成され、セミナーは2日間で約120セッションの開催を予定しております。
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