日銀は24日までの金融政策決定会合で、現状0.25 %程度としている政策金利を、0.5 %程度に引き上げました。日銀植田総裁「わが国の経済物価が、これまで示してきた見通しにおおむね沿って推移していて、先行き見通しが実現していく確度が高まってきていると判断した」 2025 年の春闘で高い水準の賃上げが期待できることなどや、アメリカのトランプ新政権についても、様々な不確実性は意識されているものの、「市場は全体として落ち着いている」と指摘しました。また、最近のコメの価格の上昇や、輸入物価の上振れによって2024年2025年年度の物価見通しを上方修正し、「金融緩和度合いの調整が適切と判断した」と話しました。今後の利上げについては「ペースやタイミングについて予断を持っていない」として、それぞれの会合ごとにデータを分析し、判断していく姿勢を強調しました。