モータースポーツとテクノロジーが融合したエンターテインメント施設 「CITY CIRCUIT TOKYO BAY(シティサーキット東京ベイ)」 本日グランドオープン

モータースポーツとテクノロジーが融合したエンターテインメント施設 「CITY CIRCUIT TOKYO BAY(シティサーキット東京ベイ)」 本日グランドオープン

株式会社トムス(東京都世田谷区、代表取締役社長:谷本勲、以下「トムス」)が企画運営する、モータースポーツとテクノロジーが融合したエンターテインメント施設「CITY CIRCUIT TOKYO BAY(シティサーキット東京ベイ)」は、本日、グランドオープンしたことをお知らせいたします。 「CITY CIRCUIT TOKYO BAY」は、国内最大級のEVカートを中心とした都市型サーキットで、東京23区内では唯一のサーキットコースとなります(※)。EVをはじめとするテクノロジーを活用することで、モータースポーツファンをはじめ、お子様からファミリー層、国内・インバウンド旅行者などあらゆる方々に新たな都市型サーキット体験を届けることと、次世代モビリティによるウェルビーイングの推進、EVを用いたサステナブルな社会の実現などSDGsへの貢献をミッションとしています。 10月28日から12月14日までのプレオープンフェスティバル期間には小学生向けの無料プログラムも実施し、期間中には累計5,000名以上がEVカート走行を体験。来場者はカートを初めて運転するような方々が約7割を占め、都市型サーキットが持つ可能性を示しました。また、東京ベイエリアという立地を活かして、各企業の商品・サービス発表や社内イベントの場所としても利用いただき、貸切のコーポレートイベント需要にも対応しています。 今後は、ゲーム、映像、音楽、メタバースなどあらゆるテクノロジーを取り入れ、eスポーツとのデジタルツインを推進します。開発が進み注目度の高まる東京ベイエリアにて、新たなエンターテインメント施設として常に進化を続け、一層革新的なエンターテインメント体験を提供していきます。 ※自社調べ(2023年12月時点)、東京都23区内におけるモータースポーツ・サーキットコースとして ■チケット情報 コース コンテンツ 対象 料金(税込) ※18:00以降は夜料金となります 屋外 SKY TRACK 通常走行 身長150cm以上 平日昼3,500円、夜4,000円 休日昼4,000円、夜4,500円 屋内 LIGHTNIG TRACK 通常走行 身長105cm〜150cm 昼2,000円(昼のみ) 屋内 LIGHTNIG TRACK プロジェクションマッピング演出走行 身長105cm〜150cm 夜3,000円(夜のみ) ※上記チケットの購入者を対象にシミュレーター運転無料 ※ヘルメットの無料レンタルあり/フェイスカバーの着用必須(フェイスカバーの販売あり) ■営業情報 開業日 2023年12月17日(日) 営業時間 平日=14:00〜22:00 休日(土日・祝日)=10:00〜22:00 ※予約可能枠は公式サイトをご覧ください ※18:00〜22:00の夜時間帯は屋内コースにて特別仕様のプロジェクションマッピングを実施 ※キッチンカー出店は土日・祝日11:00〜19:00 年末年始営業 12月28日(木)まで 通常営業 12月29日(金) 10:00-22:00(休日と同じ営業時間) 12月30日(土) 10:00-22:00(同上) 12月31日(日) 休業 1月1日(月) 休業 1月2日(火) 10:00-22:00(休日と同じ営業時間) 1月3日(水) 10:00-22:00(同上)...
東京工芸大学が創立100周年記念シンポジウム「テクノロジー× アートが創る未来」を東京都写真美術館で開催 | 東京工芸大学

東京工芸大学が創立100周年記念シンポジウム「テクノロジー× アートが創る未来」を東京都写真美術館で開催 | 東京工芸大学

東京工芸大学(学長:吉野弘章/所在地:東京都中野区)大学院芸術学研究科は12月2日、創立100周年記念イベント2023シンポジウム「テクノロジー×アートが創る未来」を、東京都写真美術館(東京都渋谷区/恵比寿ガーデンプレイス内)において開催。アート・イベントプロデューサーの杉山央氏、チームラボ株式会社採用チームリーダーの山田剛史氏、株式会社ロフトワーク共同創業者・相談役の林千晶氏、同大の吉野学長らが登壇した。シンポジウムの模様は動画収録されており、後日、ホームページ上で一般公開する予定。 1923年に日本で初めて写真専門の高等教育機関である小西寫眞専門学校として創立された東京工芸大学は、今年、創立100周年を迎えている。こうした歴史を踏まえ、このたび記念イベントとして、2023シンポジウム「テクノロジー×アートが創る未来」を開催した。 最前線で活躍中の3人のゲストを招き、吉野弘章学長を交えて、テクノロジーとアートの融合、共演が可能にした「今」について、そして、それらが創り出す新しい世界や未来について考察した。シンポジウムの概要は以下の通り。■東京工芸大学 創立100周年記念イベント 2023シンポジウム【総合テーマ】 テクノロジー×アートが創る未来【日時】 2023年12月2日(土)【会場】 東京都写真美術館1階ホール(定員190人)・東京都目黒区三田1-13-3(恵比寿ガーデンプレイス内) https://topmuseum.jp/contents/pages/access_index.html【ゲスト】①杉山央氏(アート・イベントプロデューサー) 森ビル新領域企画部。2018年「MORI Building DIGIT AL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderless」室長を経て、都市開発における美術館・文化発信施設の企画を担当し、2023年、虎ノ門ヒルズステーションタワー「TOKYO NODE」運営室長に就任。2025年、大阪関西万博シグネチャーパビリオン「いのちのあかし」計画統括ディレクター。②山田剛史氏(チームラボ採用チームリーダー) 2013年、株式会社エイチ・アイ・エスに新卒入社。同社スイス法人でマーケティングマネージャーとして従事し、帰国後、2017年にチームラボに参加。2018年より採用チームのリーダーに就任後、10カ国50以上の大学での講義や「Design Matters Tokyo 23」「Lucid Immersive Summit Singapore」などのグローバルカンファレンスで登壇・ワークショップを担当している。③林千晶氏(ロフトワーク共同創業者・相談役) 花王を経て、Web、コンテンツ、コミュニケーションなどをデザインするクリエイティブカンパニーのロフトワークを2000年に起業、昨年まで代表取締役・会長を務める。退任後、株式会社Q0(キューゼロ)を設立。秋田・富山などの地域を拠点に、地元企業などとのコラボレーションやプロジェクトを企画・実装し、「継承される地域」のデザインの創造を目指す。【内容・進行スケジュール】(1)イントロダクション 吉野弘章学長「創立100周年を迎えた東京工芸大学とテクノロジー×アート」(2)3人のゲストによる基調講演 杉山央氏:テーマ「メディアアートと都市」 山田剛史氏:テーマ「チームラボとアート」 林千晶氏:テーマ「ソーシャルデザインの可能性」(3)トークセッション テーマ「テクノロジー×アートが創る未来」 杉山央氏+山田剛史氏+林千晶氏+吉野弘章学長+田邊順子教授(司会)※シンポジウムの模様を動画収録し、後日、ホームページ上で一般公開します。▼本件に関する問い合わせ先学校法人東京工芸大学 総務・企画課 広報担当TEL: 03-5371-2741E-mail: [email protected]【リリース発信元】...
ブレイクアウトが生まれ変わった! ハーレーダビッドソン、4つの新モデルを発売 | Motor-Fan BIKES[モーターファンバイクス]

ブレイクアウトが生まれ変わった! ハーレーダビッドソン、4つの新モデルを発売 | Motor-Fan BIKES[モーターファンバイクス]

ハーレーダビッドソン ジャパン株式は、ハーレーダビッドソン2023年モデルに加わる新モデルとしてブレイクアウト(BREAKOUT®、写真)、ナイトスター(NIGHTSTER®)、ナイトスター スペシャル(NIGHTSTER® SPECIAL)、ロードグライド 3(ROAD GLIDE® 3)の4車種と、創立120周年を記念する限定モデルや特別カラーを発表し、各モデルを本日1月19日(木)より全国の正規ディーラーにて発売する。 2023 Location Photography. FXBR Breakout ヨッヘン・ツァイツ/ハーレーダビッドソンCEOのコメント 「1903年以来、ハーレーダビッドソンはアメリカのモーターサイクルデザイン、テクノロジー、パフォーマンスのパイオニアです。今日がハーレーダビッドソンの120周年を祝う1年間のスタートであり、2023年モデルの第一弾を発表できることを嬉しく思います。2023年は、ハーレーダビッドソンの歴史、文化、コミュニティを祝う、当社にとって忘れられないマイルストーンとなることでしょう」 ハーレーダビッドソン・ブレイクアウト TOPIC①:スタイルとパワーでストリートを支配する「ブレイクアウト」が、モダンチョッパーに生まれ変わって新登場  2023年モデルのハイライトのひとつが、「ブレイクアウト」の新登場だ。 ロング&リーンなチョッパーのプロフィールに、鮮やかな新しく力強いスタイリングを加えて生まれ変わった。240mmの極太リアタイヤにMilwaukee-Eight® 117エンジン(排気量1,923cc)を新搭載し、ハーレー最高峰の排気量とリッチなトルクを実現している。クルーズコントロール機能が標準装備(※2)となったのに加え、燃料タンクは約43%容量が大きくなり、18.9Lとなっている。 新しいハンドルバーライザーとポリッシュ仕上げのステンレス製ハンドルバーは、従来モデルよりポジションが3/4インチ 高くなり、ライダーの操作性も向上しています。リアフェンダーサポート、サイドカバー、マフラーシールド、シグナル、ミラー等には眩いばかりのクローム仕上げが施され、26本スポークのキャストアルミホイールは細部を加工した光沢ブラックで仕上げられている。カラー展開はビビッドブラック、ブラックデニム、バハオレンジ、アトラスシルバーメタリックの4色展開。  なお、世界的人気モデルで日本でもファンの多いこの「ブレイクアウト」の新生を記念し、1月26日(木)正午から29日(日)迄の期間、東京・代官山T-SITE内の特別会場にて、同モデル(日本仕様)のジャパンプレミアと限定展示を行う(※3)。 ■モデル名:ブレイクアウト(BREAKOUT®) ■車両本体価格(消費税込)とカラー:3,264,800 円(ビビッドブラック)、3,319,800円(ブラックデニム、バハオレンジ、アトラスシルバーメタリック)■全長:2,370mm ■ホイールベース:1,695mm ■シート高(*無負荷状態):665mm ■車両重量:310kg ■レーク・トレール:34°145mm ■フューエルタンク容量:18.9L ■フロントタヤ:130/60B21,63H,BW■リアタイヤ:240/40R18,79V,BW■Milwaukee-Eight®117(排気量:1,923cc) TOPIC②:120周年記念モデルとして、CVO™1 モデルが登場し、6モデルに限定記念カラーが追加  ハーレーダビッドソン誕生から120周年となる2023年モデルでは、未来志向のスタイルとデザインの最高峰を象徴するカスタムビークルオペレーションズ(CVOTM)から1モデルと、特別塗装カラーのモデルが6つ、いずれも限定生産で登場する。 ハーレー史上最も複雑なペイントスキームで限定デビューする「CVOTMロードグライド リミテッド...
「役に立つのは、10年先でもいい」。量子コンピュータベンチャーに三菱電機が出資する理由 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

「役に立つのは、10年先でもいい」。量子コンピュータベンチャーに三菱電機が出資する理由 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

三菱電機グループとスタートアップを繋ぐ架け橋として2022年1月に設立された「MEイノベーションファンド」。有望なスタートアップに投資し、共創を通じて、次世代を見据えたイノベーションの社会への実装を目指している。22年5月に第1号案件として量子コンピュータ関連ベンチャーのQunaSys(キュナシス)への出資を発表したが、決定までは立ち上げから2カ月だったという。このスピードで出資を決定づけた理由は何か。そしてともに見据える未来とは。新たに始まった共創に携わる4名に話を聞いた。 「不安」と「戸惑い」から始まった共創出合いのきっかけと決断の動機 出資検討に向けて、意見交換の時間をいただけないだろうか——。QunaSysのCEO、楊天任のもとへ、三菱電機MEイノベーションファンドからのオファーが届いたのは、2022年2月のことだった。シリーズBラウンドの資金調達をしているタイミングだったものの、量子コンピュータ関連のベンチャーであるQunaSysが当時手がけていたのは、材料のシミュレーションという分野。三菱電機とダイレクトに繋がる分野ではないことから、戸惑いを感じた、と楊は語る。「これまでお付き合いがあったのは民間のベンチャーキャピタルや、事業分野につながりのある会社でしたから、お声がけいただいた理由が分かりませんでした」(楊)QunaSys CEO 楊 天任量子化学計算系のアルゴリズム、ソフトウェア開発に強みを持つQunaSysは、三菱電機の事業とは直接的な接点がない。そこをなんとかして繋げることはできないか、という不確実性へのチャレンジだった、とその理由を語るのは、MEイノベーションファンドの投資担当、峯藤健司だ。“チャレンジャーであり続ける”ことは、MEイノベーションファンドが掲げる理念の一つでもある。「不確実性の高い世の中だからこそ、CVCファンドの強みをいかして挑戦する姿勢をこの一号案件で社内外に示したい、という想いがありました」(峯藤)三菱電機 ビジネスイノベーション本部コーポレートベンチャリング推進グループ 峯藤健司2022年1月のMEイノベーションファンドの設立から、QunaSysへの出資決定までに要した時間はなんと2カ月足らず。あくまでスタートアップファーストという立場をとり、資金調達面でも意思決定の場面でも、スタートアップに寄り添う姿勢を貫く。自身も元研究者という経歴をもつ峯藤の柔軟な考え方、スタートアップに寄り添う姿勢、さらに先端技術総合研究所で行われている量子コンピュータの研究にも惹かれるものがあったと楊はいう。加えて、三菱電機がもつ社会との強いつながりも、大きな理由になった。「量子コンピュータはまだ実用化には至っていない、研究段階にある分野です。技術の研究はもちろん大切ですが、QunaSysとしてはそれに留まらず、その技術をどう社会に役立てていくか、というところまで考えていきたい。三菱電機さんは圧倒的に社会と繋がりをもっているので、新しい領域の開拓や技術を作りつつ、社会への実装まで一緒に考えていけます。QunaSysが挑戦したい領域に興味を持ってくれているので、自社独自でやるよりも、社会に繋がりやすい。そういう研究ができるのは、我々にとって、とても大きいです」(楊)共同研究でつまずかない。本当の共創を実現させるために不可欠な施策とは MEイノベーションファンドの設立以前からスタートアップ支援に携わってきた峯藤が、今回の出資にあたり最も頭を悩ませたのは、社内のカウンターパートに誰を立てるかだったという。共同研究を円滑に進めるためには、技術理解や相性は重要な要素だ。そこで白羽の矢を立てたのが、研究者として先端技術総合研究所で量子コンピュータの利活用の技術開発などを手がける牧野兼三だった。以前からQunaSysに注目していたと語る牧野だが、異なる2社の強みをどうあわせた研究をするべきか、想像できなかったと語る。「研究のテーマ選びは、研究でどんなことをするか以上に大事なことなのです。いきなり共同研究となると、なにも準備せずにテーマを作ることになるので、お互いにやりたいことや言いたいことを言うだけになったり、気がついたら違う方向を向いている状態にもなりかねません」(牧野)三菱電機 開発本部 先端技術総合研究所 牧野兼三どれだけ一生懸命考えてステップを踏むか、準備や手順を考えたか。共同研究ならなおさら、それらは後行程になればなるほど、その研究がスムーズに進むかどうかに関わってくるという。そこで今回取り入れたのが、“リサーチデザイン”という期間だ。峯藤はこのリサーチデザインを「これから同じ船に乗って航海をするために、どの方向に進むのか、誰がどのような考え、意見を持っているのか、あらかじめ知るための時間」と表現するが、数ヶ月かけて、既存研究の紹介や、現在の量子の問題点を議論し、取り組みの方向性をとことん話し合った。QunaSysでリサーチマネージャーを務める菅野恵太は、リサーチデザインを次のように振り返る。「研究の中身はもちろんですが、人と人が共に作業するシーンでは、考え方や問題の解き方などの感覚が全然違うとやはり難しい。それを確かめられたという点でも、非常に有意義な時間でした。牧野さん達は、量子コンピュータに関する論文をしっかり読み込み、技術的なことも深く理解して、リサーチデザインの席に着いてくれました。バックグラウンドも含め、一緒にやっていけるという安心感を得られたことは、これからの共同研究においてとても大きいと思います」(菅野)QunaSys リサーチサイエンティスト 菅野恵太こういったある意味“腹を割って話せる環境作り”は特に重視していると峯藤はいう。短期的な付き合いなら、成果だけに集中することができる。しかし、中長期で関わる共同研究ではゴールまでの道のりは長く、人同士の相性や好みなどにも折り合いを付けながら共に進む必要がある。それが決して押しつけになることなく、価値観や文化を共有しあい、Give&Give で向き合っていくことこそ、MEイノベーションファンドの目指すところでもあるのだ。リサーチデザインというプロセスを通して、今の技術を正しく理解してもらえたのもよかった、と楊も続ける。「いくら量子コンピュータがすごいとはいえ、2〜3年後に何かが劇的に変わるわけではありません。そこの理解はなかなか得にくいことが多いのです。可能性ばかりを語るのではなく、不可能なことやリスクにおいても、自分たちが感じていることをそのまま素直に伝えられる関係はとてもありがたいし、そういったコミュニケーションは、これからも大切にしていきたいですね」(楊)あらたなテクノロジーと社会を繋ぐために。すぐ先の未来ではない、もっと先の世界を見据えて リサーチデザインを9月に終え、その成果をもとにした共同研究はこれからスタートする。だが、そもそも量子コンピュータは今のところまだ実用化には至っていない分野。特殊な計算の領域で使えるデバイスになりそうだということがわかりつつある段階でしかない。それでも、実験では興味深い結果が多く集まりつつある、と菅野はいう。「量子コンピュータが面白いものであることは、もう間違いない。研究が進めば、人類が今まで使えなかったものが使える時代が必ずやってきます。でもそれが、どのくらい先になるかは、今はまだ見えません。技術の進化は早いので、すぐに役立つ技術を短期間で開発しても、それはすぐに廃れてしまいます。時間をかけて、本当に役に立つ、長く使えるものを開発していきたい。だから、それを理解し、同じ思いを持ってくださっている牧野さんはじめ三菱電機さんとの共同研究は、とても心強いですね」(菅野)しかしながら、MEイノベーションファンドがCVCである以上、気になるのはリターンの部分だ。まだどんな役に立つのか、それがいつになるのかもわからない量子コンピュータの分野で、どんなシナジーを生み出していくのか。三菱電機の二人はこう説明する。「今は、量子コンピュータがどう役立つのかを探していくことを、第一のミッションに掲げています。アルゴリズムのコアの部分をQunaSysさんに相談しながら、事業への応用の可能性も探っていくのが、一つの大きな目標ですね。ただそれだけでなく、そこに至る過程において学術的な成果を出すことも、重要視しています。どんな学会や論文に出したいかというレベル感もとても近いと感じているので、そういうところでもぜひ一緒にやっていきたいと思っています」(牧野)「相互理解が深まるとか、ナレッジが蓄積されるということも、短期的に得られる成果の一つだと思っています。副次的なものではありますが、それを積み重ねることが、中長期の成果に繋がっていくはずです。共同研究を通じて新しいプロダクトや事業を創っていくことができれば、それこそ素晴らしい成果です。日本の製造業の強みを活かして、日本を元気にしていきたいですね」(峯藤)三菱電機との共創への思いについて、楊はこう締めくくった。「これからのスタートアップは、純粋にテクノロジーを磨くだけではどうにもならないと考えています。量子は革新的な分野ですが、企業として、基礎研究を通して積み重ねた膨大な成果をどう社会に還元していくかまで、しっかりと考える必要があります。とはいえ、社会へつながるものを1から作りあげていくのはスタートアップには荷が重すぎます。既にそのつながりを持つ三菱電機と一緒に考えながら取り組むことで、スムーズな研究とよりよい成果へと繋がることを、今は期待しています。量子コンピュータはまだ研究段階で、社会に役立つ研究か否か、はじめから狙って研究できるものではありません。だからこそ、試行錯誤をくりかえし、こんなことができるかもしれないという妄想を定期的に繰り返していくことは、とても重要だと考えています。その妄想を信じて作り上げていくことが、新しい技術の実用に繋がっていくのではないでしょうか」(楊)QunaSysは、量子物理学を利用して既存のテクノロジーで成しえなかったことを実現するために、大学の研究室から派生したスタートアップだ。在籍するスタッフはそのほとんどが研究者であり、企業文化もよりアカデミアに近い。その文化を深く理解し、共に歩める土壌が、研究所を有し、社内に研究職を多く抱える三菱電機にはある。その2社がタッグを組むことで、どんなシナジーが生まれるのか。共創は今まさに、はじまったばかりだ。三菱電機https://www.mitsubishielectric.co.jp/QunaSyshttps://qunasys.com/峯藤健司◎三菱電機 ビジネスイノベーション本部。研究職として入社後、光通信技術の研究開発に従事。研究開発戦略策定や資源配分を担当した後、オープンイノベーションを起点とした新規事業開発の推進を担い、スタートアップのハンズオン支援を数多く経験。MEイノベーションファンドの立ち上げを主導。牧野兼三◎三菱電機 先端技術総合研究所 センサ情報処理システム技術部 主席研究員、博士(工学)。量子情報処理、センサ計測技術の研究開発に従事。自動車、交通、電力、ビル事業のセンサ開発を担当した後、量子コンピュータの情報処理能力に着目し研究テーマを立案、現在は量子コンピュータ活用技術の研究開発を主導。楊 天任◎QunaSys CEO。1994年生まれ。2016年に東京大学工学部機械情報工学科を卒業し、同大学院の情報理工学系研究科知能機械情報学専攻に進学。在学中の2018年2月に株式会社QunaSysを設立。量子コンピュータを社会の役に立たせることを目指し、量子コンピュータの用途を広げるアルゴリズムの研究を行いながら、量子コンピュータを利用するためのソフトウェア開発に取り組んでいる。菅野恵太◎QunaSys Research Scientist。東京大学理学系研究科物理学専攻にて、素粒子論の研究を行い、博士(物理学)を取得。2021年4月に量子情報エンジニアとしてQunaSysに入社、量子アルゴリズムの研究に従事。2022年より現職にてリサーチチームのマネジメントを行う。
テクノロジーと音楽の祭典「イノフェス」、10/22(土)&23(日)のタイムテーブルと トークセッション概要解禁! 福岡ソフトバンクホークス前監督の工藤公康ほか 追加出演者も発表! | J-WAVE NEWS

テクノロジーと音楽の祭典「イノフェス」、10/22(土)&23(日)のタイムテーブルと トークセッション概要解禁! 福岡ソフトバンクホークス前監督の工藤公康ほか 追加出演者も発表! | J-WAVE NEWS

ラジオ局J-WAVE(81.3FM)では、今年で7回目の開催となる日本最大級のデジタル・クリエイティブフェス「J-WAVE INNOVATION WORLD FESTA 2022」(以下、イノフェス)を、2022年10月21日(金)、22日(土)、23日(日)の3日間、六本木ヒルズで新型コロナウイルス感染症対策を行った上で、有観客とオンライン配信のハイブリッドで開催いたします。この度、福岡ソフトバンクホークス前監督の工藤公康ほか追加出演者が新たに決定! あわせて、タイムテーブルと各トークセッションのテーマなど、ステージ詳細を解禁いたしました。 タイムテーブルURL https://www.j-wave.co.jp/iwf2022/timetable/ 今回で7回目を迎える「イノフェス」のテーマは「The beginning of a new world」。長引くコロナ禍や国内外の混乱、そんな先行き不透明な時代に登場したWeb3という概念。NFTやDAO、Metaverseといった、時代を変えてしまうかもしれない新しいテクノロジーやカルチャーが登場してきました。そんな時代の転換点に私たちは今、何をすべきか? 今年のイノフェスではWeb3をテーマに、そのヒントをたっぷりお届けします。 10月22日(土)タイムテーブル詳細 <INNOFES ARENA(六本木ヒルズアリーナ)> 「CHINTAI presents MAP LIVE SHOWCASE」(13:10~)【LIVE】出演:YABI×YABI、堀内洋之、Suhm、東京〇X問題、MC:川田十夢 次世代アーティスト発掘&育成プロジェクト「CHINTAI presents J-WAVE MUSIC ACCELERATOR PROGRAM」のライブステージ。未来の音楽シーンを担うアーティスト4組のパフォーマンスをお楽しみください。 「音楽×NFTから見通す音楽とアーティストの未来」(14:40~)【TALK】出演:亀田誠治、syudou、鈴木貴歩 NFTは音楽シーンに新たなエコシステムを提供するのか? 音楽プロデューサー・亀田誠治が、エンターテックの第一人者・鈴木貴歩、「うっせえわ」の作者でシンガーソングライター・syudouと共に、国内外の事例を交えてWeb3時代の音楽とアーティストの未来を考えます。 「宮本笑里」(15:50~)【LIVE】 クラシックと最新映像テクノロジーが融合した、デジタル・デトックスライブ! ヴァイオリニスト・宮本笑里が、最新映像テクノロジーを駆使して“究極の癒し”をお届けします。 「電音部 INNOFES METAVERSE...
街を天空に向かって伸ばした「垂直都市 THE LINE」 – ナゾロジー

街を天空に向かって伸ばした「垂直都市 THE LINE」 – ナゾロジー

自然環境の保護と居住性を両立させる垂直都市「THE LINE」水平に広がる居住区を直線上にまとめた都市「THE LINE」 / Credit:NEOM(YouTube)_NEOM | What is THE LINE?(2022)垂直都市「THE LINE」は、人類の居住性と自然環境の保護を両立させるために考案されました。都市というものは通常平面方向へ広がっていくものです。しかし動画から分かるように、「THE LINE」は水平に広がっていた建物を重ねて一本の直線上に集め、垂直に断層化しています。THE LINEの規模は、幅200m、長さ170km、高さ海抜500mとのこと。垂直都市に900万人が収容される / Credit:NEOM東京スカイツリーが634m、東京タワーが333m、日本一高いビル「あべのハルカス(60階)」が300mであることを考えると、一般的な超高層ビルの概念をはるかに超えた規模だと分かりますね。ちなみに、アメリカで最も高い建造物である「ワン・ワールド・トレード・センター(104階)」が541mなので、技術的には不可能ではないのかもしれません。また最終的には、900万人の居住者が住む予定なのだとか。神奈川県と同じくらいの人口が収まることを考えると、まさに前代未聞の大規模な未来都市だと言えるでしょう。THE LINEの内部イメージ / Credit:NEOMでは、この新しい都市には、どのような機能が含まれているのでしょうか?垂直都市THE LINEには、生活に必要な施設(公園、学校、家、職場など)が収まります。連なる超高層マンションに、さまざまな施設が収容されているイメージですね。従来の都市のように遠くまで出かける必要がないので、5分以内で日常のニーズを満たせるのだとか。施設が縦に収容されることで、さまざまな施設にすぐにアクセスできる / Credit:NEOMまた居住区間を直線上にまとめることで、車や道路など交通機関の大部分を廃止し、排気ガスを大幅にカットできます。代わりにTHE LINE内の端から端を20分で移動する高速鉄道によって、全ての施設に対して効率的にアプローチできるようです。さらにTHE LINEの外側は鏡で覆われており、外部から見て周囲の景色と一体化するようになっています。居住区を垂直にまとめることで、周囲の自然を保護。外観も一体化させている /...

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済寧市:無形文化遺産のしとしとと降る雨の中で、伝統文化の花が金郷でひっそりと咲き誇っている

歴史の長い流れの中で、無形文化遺産はまるで輝かしい真珠のように、中華文明の宝庫の中に輝いている。金郷県という詩情あふれる土地は、豊かな無形文化遺産文化を育んできただけでなく、伝承と革新の道の上で、一つ一つの感動的な文化の風景を描いてきた。 金郷県政府は財政的な支援、教育の普及、メディアによる宣伝という翼を広げ、無形文化遺産の保護に飛躍の力を与えている。金郷の隅々で、無形文化遺産の革新的な発展が盛んに行われており、文化創意商品の市場はまるで星のように輝いており、無形文化遺産の伝承の新しい道を照らしている。 扇子という千年の雅趣を載せたものは、金郷街道で行われた無形文化遺産の漆塗り扇子のコミュニティー進出活動の中で、新しい命を与えられた。ボランティアの先生たちは画家のように、生き生きとした言葉で漆塗り扇子の歴史と文化を語り、住民たちは漆塗り扇子の世界の中で、一つ一つの趣のある図案を手で描いている。扇子の面上の一筆一筆は、伝統文化に対する愛と敬意を凝縮している。 王丕街道の黄河大集に来ると、王会興老人とその息子の王志偉さんが古風な木の机のそばに座り、彫刻刀を持ち、まじめな表情で、一本一本の質地が丈夫で、つるつると滑らかなめん棒が彼らの手の中でだんだんと形を作っていく。王会興老人は作りながら、周りの人々にめん棒の作り方を語り、材料の選び方、日干し、切り裂き、削り、研磨、磨きという一つ一つの工程には職人の心血と知恵がこもっている。王会興老人はまるで時の番人のように、めん棒の作り方を代々伝えている。彼らの手の中の彫刻刀は、ただ美術品を彫り出すだけでなく、伝統文化への尊重と伝承も彫り出している。 羊山鎮の中心小学校の無形文化遺産の教室に入ると、無形文化遺産の名匠の姬生詩さんが生き生きとした表現で花鼓の悠久な歴史のベールをめくり、その豊かな文化的な内包を分かりやすく説明し、生徒たちにこの伝統的な芸術形式に対してより深い理解を与えている。その後、姬先生は自ら舞台に立ち、素晴らしい花鼓の演技を披露し、続いて生徒たちを舞台に招待して体験させた。姬先生の丁寧な指導の下で、生徒たちはだんだんと叩く技術とリズム感を身につけ、手を取り合って正確なリズムを叩き出している。この過程の中で、生徒たちは無形文化遺産の独特な魅力を感じるだけでなく、無形のうちに文化伝承の目撃者と参加者にもなっている。 山東建築大学芸術学院の「青春は党に向かい、芸術の心で夢を築く」社会実践チームは、金郷県高河街道に入り、無形文化遺産文化の魅力を体験した。草柳編みの素朴さと美しさ、漁鼓の深遠さと重厚さは、彼らの筆の下で新しい光彩を放っている。 無形文化遺産という伝統文化の花は、金郷県のしとしとと降る雨の中でひっそりと咲き誇っている。それは歴史の重みを担っているだけでなく、現代社会の中でも新しい活力を放っている。一緒に手を携えて、この貴重な文化遺産を守り、それを新しい時代の陽の下で、より輝かしい光彩を放たせましょう。

岡田結実が、特別講師に就任!「夢・憧れを仕事にする方法」を高校生に授業。12月22日(日)に開催【東京ビジネス・アカデミー】 | 学校法人 21世紀アカデメイアのプレスリリース

学校法人21世紀アカデメイア(学長:田坂広志、本部:東京都千代田区)のビジネス専門学校 東京ビジネス・アカデミー(校長:稲場央人、東京都渋谷区)は、2024年12月22日(日)に、進路選択や職業研究を応援する高校2年生向けのイベント「スペシャルドリームオープンキャンパス」を開催します。 大好評だった昨年に引き続き、今年も岡田結実さんをゲストに迎え、特別授業を開催。 「好きなこと」や「憧れ」を仕事にしていくために必要なチカラやコミュニケーション方法を語ります。授業の後には、岡田さんとの交流タイムも! 実は岡田さんのマネージャーは本校の卒業生! マネージャーも質問し、岡田さんとの対談を通じて、自分の「好き」の見つけ方や、「東京ビジネス・アカデミーでの経験が、どう活ききき仕事」を高校生に向けてお話しし、高校生の進路選びをバックアップします! 【昨年参加した高校生の声】 「芸能の仕事は、自分になりたい仕事とは離れているもの、社会人の先輩である岡田さんの話を聞いて新しい考え方を得られました。好きなことの捉え方や、人生経験が今の仕事にどう活きるかをお聞きして、私が決断したことは無駄じゃなかったなと思いました。今まで固まっていた価値観や概念が、いい方向に変わり、とても充実した時間を過ごしました「楽しかったです。ありがとうございました。」(東京都・高校2年生) 「説明会やイベントには初参加でしたが、自分の将来のためになる話が聞けたので、とても良い機会になりました。自分が好きな仕事についた時のために、今から資格を取ったり一般常識の勉強をしたいです。」(千葉県・高校2年生) 【岡田結実氏プロフィール】 2000年生まれ、大阪府出身。幼少期からジュニアモデルとして活躍し、17歳の時に映画で俳優デビュー。2021年後期NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』へ出演を果たした。『わたしのおじさん〜WATAOJI〜』『女子高生の無駄づかい』(テレビ朝日系)、『江戸モアゼル〜令和で恋、んす。〜』(日本テレビ系、読売テレビ)、『最後までから、徒歩5分』(BSテレ東)でも主演を務め、俳優としてのキャリアを築く、天真爛漫なキャラクターでバラエティ番組引っ張りだこ。現在、『newsおかえり』(ABCテレビ)、『Finder TRIP』(東海テレビ)を含め、計4本の番組に定期的に出演中。 【開催概要】 ■開催日時  2024年12月22日(日) 13:30~16:00(受付13:00~13:20) ■開催場所  東京ビジネス・アカデミー 東京都渋谷区代々木1-56 (代々木駅徒歩0分・新宿駅徒歩5分) ■参加特典  ①総合型選抜特待生試験の加点 ②総合型選抜面接許可証GET ③2026年度入学パンフレット先行入手権プレゼント ④交通費サポート(最大5000円) ⑤クリスマスミニプレゼント ■申込方法 【方法1】東京ビジネス・アカデミーHPのオープンキャンパスページから予約 【方法2】公式LINEで「岡田さんの記事見ました!(名前)です!予約します」と ご連絡ください ※オンライン配信もございますので、遠方の方もぜひ! ■参加費  無料(交通費サポートや、遠方の方は無料宿泊も!) ■イベントの詳細はこちら  https://www.tsb-yyg.ac.jp/spdc/12spdc.html ■お問い合わせ先 東京ビジネス・アカデミー広報部 松本・関 メール:[email protected] 電話番号 : 03-3370-2244 【東京ビジネス・アカデミーについて】  7年連続就職率100%*!「専門スキル」+「ビジネススキル」を身につける! ペット・動物看護・スポーツ・ファッション・フラワー・経営・ビジネスデザイン・AI・IT・オフィス。 多様な10分野である程度の目指す専門スキルを伸ばすだけでなく、社会で活躍する上で本当に求められるコミュニケーション力・ビジネスマナー・PCスキルといった「社会人基礎力」の育成で、社会で即戦力となる力を身につける、代々木駅徒歩0分のビジネス総合校です。 クラス担任×就職活動担当教員×業界で活躍する「現役講師陣」「OB/OG」の構わないサポートでミスマッチのない就職満足度の充実をめざします。 ※就職希望者対象実績 ■東京ビジネス・アカデミー公式ページ https://www.tsb-yyg.ac.jp/ ■東京ビジネス・アカデミー公式インスタグラム https://www.instagram.com/tsb_yyg/reels/?hl=ja 第4次産業⾰命が急速に発展し、ロボティクスや⼈⼯知能(AI)が社会に進む時代には、⼈材に求められる条件が根本から変わっていきます。 その結果、ただ⼤学で「知識」を学んだだけの⼈材は、⽣き残りません。 また、ただ専⾨学校で「技能」を⾝につけるだけの⼈材は、活躍できません。 これからの時代、職場や企業、業界や社会において優れたリーダーシップを発揮して活躍する⼈材は、⼈間だけが活躍できる⾼度な能⼒である「5つのプロフェッショナル⼒」を⾝につけた⼈材です。 21世紀アカデメイアでは、この人材を「ファイブ・スター・プロフェッショナル」(Five Stars Professional)と考え、その育成のための独⾃の実践体験的なカリキュラム、「セブン・ステップ・カリキュラム」を開発し、すべての学⽣に提供しています。

自民 安倍派 池田佳隆衆議院議員と政策秘書を逮捕 政治資金規正法違反の疑い 東京地検特捜部 | NHK

逮捕されたのは、▽安倍派「清和政策研究会」に所属する衆議院議員で、7日、自民党から除名された池田佳隆容疑者(57)と▽政策秘書の柿沼和宏容疑者(45)です。東京地検特捜部によりますと、池田議員は、会計責任者だった柿沼秘書と共謀し、おととしまでの5年間に安倍派からあわせて4800万円余りのキックバックを受けたにもかかわらず、みずからが代表を務める資金管理団体「池田黎明会」の収入として記載せず、政治資金収支報告書にうその記載をしたとして政治資金規正法違反の疑いが持たれています。安倍派では、所属議員がパーティー券の販売ノルマを超えて集めた分の収入を議員側にキックバックし、その分を派閥側や議員側の収支報告書に記載しない運用が組織的に行われた疑いがあり、特捜部は先月27日、所属議員の中でも高額のキックバックを受けていた池田議員の事務所などを捜索し、捜査を進めていました。特捜部は池田議員を逮捕した理由について「具体的な罪証隠滅のおそれが認められた。金額も考慮したが、罪証隠滅のおそれが大きいと判断したため逮捕した」と説明しました。池田議員は比例代表・東海ブロック選出で当選4回。おととし8月まで10か月間、文部科学副大臣を務めました。安倍派で裏金化した資金の総額は、議員側が派閥側に納入していないパーティー収入も合わせて6億円規模に膨らむ疑いがあり、一連の問題は安倍派の国会議員が逮捕される事態になりました。特捜部は池田議員を本格的に取り調べ収支報告書が作成された経緯など実態解明を進めるものとみられます。